Social Contribution

LAILA 3D STUDIOでは高度な3D技術を用い、ありとあらゆる衣服の撮影を日々行っています。そこで生み出される膨大な服飾データは、LA MUSEUMでの展示のためだけではなく、様々な形で社会貢献することができる貴重な資料としての役割も持ち合わせています。

物理的な展示を伴わないヴァーチャルミュージアムは、資源やエネルギーの消費が少なく、地球環境に優しい運営が可能なことからも、次世代に向けたミュージアムの在り方を提示しているといえます。地理的な制約を超えて世界中どこからでもアクセスできることも大きな特徴です。世界中に点在する大型ミュージアムでしか目にすることのできなかった貴重な衣服の数々を、オンライン上で鑑賞することを実現させたのです。

もう一つの大きな役割は、学生たちへのエキシビションの特別公開です。ファッションデザインだけでなく、ファインアート、グラフィックデザイン、写真や映像など、あらゆる芸術を志す学生たちに向けて公開し、勉学や研究に役立てて頂きたいと考えています。従来の服飾資料とは全く異なる3Dデータの存在が、学生たちが潜在的に持ち合わせている異次元のクリエイティヴィティを刺激し、才能を最大限に引き出してくれると確信しています。大学や専門学校、アートスクールなどとも積極的に提携し、服飾データを用いた特別なカリキュラム構築も行ってまいります。さらにミュージアム事業の収益の一部は、そうした学生たちの育成費用としても提供していく予定です。

人類が育んできた服飾の歴史を、環境に配慮した展覧会開催の方向性を提示しながら、より善いファッションの未来へと繋いでいく。それこそがLA MUSEUMのミッションです。

SDGs Initiatives